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第6回 MARC JACOBS Japan 株式会社 代表取締役 橘田新太郎氏

Profile

橘田 新太郎さん

1992年、住友商事株式会社 事業企画部入社。

1993年、ドラッグストア「トモズ」の多店舗展開を行う住商ドラッグストアーズ(株)設立、同社にて化粧品、健康美容関連商品のマーチャンダイジングを担当。トモズの名付け親でもある。

2001年8月、住友商事株式会社 消費流通事業部(元事業企画部)新規事業開発担当として、米Coach,Inc.との折半出資による日本法人Coach Japan,Inc.設立後、同社Vice Presidentとしてマーチャンダイジングを統括。

2005年9月、米国NYのColumbia Business SchoolにMBA留学(Management,Marketing専攻)。2007年5月、卒業。

2008年10月、住友商事株式会社 ファッション・ブランド事業部(元消費流通事業部)新規事業開発チームリーダーとして仏Lancel社との日本における合弁会社設立

同年11月、米Marc Jacobs International社との日本における合弁会社設立の末、同社代表取締役社長就任、現在に至る

 

 

お客様の“Hapiness”の追求

 

まず初めに、大人気ブランドマークジェイコブズの“企業理念”を教えて頂けますか?

 

はい。私たちの企業理念は、ひとことで言いますと、“Happiness"です。つまり、お客様のHappinessをとことん追求することなのですが、 そもそも私たちが提供しているのは、ものであってものではないんです。人生の豊かさやHappinessを提供しているんです。

例えば、お店によっては「お客様、お似合いです!」なんておだてて、必ずしも似合っていないお洋服を無理にお客様に勧めることがあったりしますよね。そのお店では売上ノルマが優先されてしまっているんです。それで、お客様はその場では良い気持ちになって、その気になり、お洋服を買ってはみたものの、家に帰ってもう一度着てみたときに「あれ?なんで買ったんだっけ・・・」って。それではダメですよね。

僕はよくHappinessを花に例えるんですけど、この場合、お店のなかではHappinessの花は咲いていたのに、家に帰ってそんな気持ちになったときには枯れてしまったも同然ですよね。そうならないように、私たちのストアではあくまでもお客様にHappinessの種を植えるんだと思っています。そして、お客様が実生活のなかで使ったときに初めてHappinessの芽が出て花が咲くようにしたいって、思っています。

自分に似合うお気に入りの洋服を着た時に今日はいいことあるかも、って気分が上がったりするじゃないですか。家を出るときの気持ちが普段よりもグンと明るくなりますよね。

で、友達に可愛いと言われたり、気になる異性に褒められたときには心のなかはもうHappinessのお花畑ですよ(笑)。マークジェイコブズではそれを提供するべく、日々努力しています。

 
 
なるほど。Happiness、とても素敵な企業理念ですね。では、そのHappinessを生み出す為に取り組まれていることなどがあれば教えて下さい。

うちのストアの人達には、「売上や利益が目的ではない。お客様にHappinessを提供することが目的であって、その目的を果たせば必ず売上や利益は 「結果」として出る。」と言っています。お客様は良いお買い物を体験して、Happinessを感じたら必ずまた帰ってきてくれます。

あとは、スタッフがハッピーじゃないとお客様をハッピーには出来ません。なので、まずはスタッフたち自身がハッピーになるための取り組みをしています。特徴的な取り組みがいくつかあるんですが、まずひとつ挙げられるのは、VMJアワードというもので、VMJはVery Marc Jacobsの略です。年間を通じてマークジェイコブズにふさわしいパフォーマンスを発揮した人に与えられる賞なんですが、受賞者は同僚や直属の上司からの推薦で決まるんです。従業員による従業員のための賞です。ご褒美にはNYで行われるファッションショーに行くことが出来るということもあり、一年間を通じての継続的なモチベーションの維持に繋がっています。

次に、Happiness Cardというものを実施しています。同僚同士の良い働きを讃えあうものなのですが、これ結構書くの大変なんですよ。文字に起こそうと思うと色々考えてしまうので、ありがとうのひとことじゃ済まなくなるんですよね。その分、思いの詰まったメッセージになる。このカード、複写式になっていて、一枚は本人の控え、一枚は相手に、そしてもう一枚は会社の人事に行くことになっているんです。その中から特に素晴らしい内容のものは定期発行する社内報で取り上げます。 このカードのおかげで、日頃なかなか目が行きとどかないスタッフの日々の活躍にスポットライトが当てられます。

もうひとつの特徴的な取り組みとして、“HEP”というものがあります。これは、Happy Employee Projectの略なのですが、毎年実施している従業員満足度調査の結果を通じて浮き彫りになるる課題に対して経営陣とスタッフが一緒になって改善のために動くというものです。HEPでは年がら年中この会社がよりよくなるようにアクションプランをたて、行動を起こしています。実際に結果が出るまでには時間がかかりますが、この活動によってスタッフの意識に変化が起きていることは大きな成果だと思っています。

 

ー たくさんの工夫に満ちた取り組みをなされているのですね。ではHep活動にて、具体的にどのようなことをして、どんな風に変化があったというエピソードなどはありますか?

一つの具体的な例というのは無いですよね。そんな簡単なものじゃないと思っています。ちりも積もれば山となる、って言うじゃないですか。大革命が小さな努力の積み重ねで起こるのと同じだと思うんです。なにかひとつのことで会社が大きく変わるというのはないんです。少しづつ良くなっていっているんです。で も、現場にいるスタッフにはその小さな変化は見えづらかったり、或いは、今すぐ結果を求めたりしたくなりますよね。経営者は中長期的視野を持って、今の小さな変化がいずれ大きな成果へとつながることが見えているんですけど、必ずしもそれをうまく伝えきれていない。このギャップが経営の一つの難しさですね。


 

 

日本一働きたい会社に。

 

貴重なお話をありがとうございます。では、マークジェイコブス ジャパンの今後の目標を教えてください。

 

今年度中にインポート・ラグジュアリー・デザイナーブランドのカテゴリーで日本トップ10に入りたいと思います。5年後くらいにはトップ5に入りたいですね。何よりも、日本一働いてみたい会社と言われるようになりたいと思っています。そのためには目指している組織像があって。それは創発型組織と言われるものです。トップダウン型の組織では なくて、ボトムアップ型の組織ですね。会社としてのサステイナビリティ(持続的成長)には、誰がトップにきても揺るがない基盤が必須。その基盤というのは システムやプロセスは勿論のこと、一番重要なのはスタッフ一人一人の能力なんですよ。トップからの指示がなくても、大きな目標に向かって、全員が能動的に付加価値を創造できる組織になれば永続的に成長し続けられる。

もう一つ言うと、お客様に一番近いストアのスタッフが日々お客様と接していて、実際に感じ取ったお客様の要望や不満などを如何にビジネスに反映出来るかが大切だと思います。問題や課題の指摘だけじゃなくて、「こうすべきだと思います。」という提案型の意見が現場から出てくるような創発型組織が実現できれば、お客様に更に高いレベルのHappinessが提供できるようになる。

そうなれば、スタッフにとってはやりがいのあるハッピーな職場になるし、ハッピーなスタッフが提供するサービスを受けるお客様もハッピーになれる。これを僕はHappiness Cycleと呼んでいります。HappinessがHappinessを呼ぶサイクルですね。

良いサイクルですね!ハッピーサイクル、皆を幸せにする素敵なサイクルだと思います。

 

 

 

贈り物には3タイプあると思うんです。

 

ありがとうございます。では、ギフトについてお聞かせください。橘田さんは、毎年必ず贈るギフトはありますか?

ないです。私はどちらかというと、スポンテニアスで、その瞬間その瞬間の気持ちでしかなかなか動けなくて。ルーティーンで贈り物をするのは苦手なんです よ。本来、贈り物って3タイプあると思うんです。一つ目は本当に大切なヒトに贈るもの。二つ目は記念ごとでの贈り物。三つ目は義理的な贈り物。僕の場合は 本当に贈り物をしたいと思った時に贈り物をしていますね・・・。

 

ー そうなんですか・・・。では、贈り物をする際に心がけていることなどはありますか?

あります。それぞれ贈るものの内容は勿論変わってきますが、一つ共通しているこだわりとしては、自分が好きなものを贈るようにしていることです。贈り物っ て、単純にものをあげるだけではなく、それを通じて自分のことも知ってもらい、相手と同じ価値を共有することで、お互いの関係がさらに強くなるものだと 思っているんですね。あと、当然相手がもらって喜ぶものであることも重要だと思っています。しかも他人と被りたくないし、相手がきっと自分では買わないで あろうものを選ぼうとするので、どうしても贈り物には相当の労力がかかってしまいます。

 

ー かなりのこだわりがあるようで、感動致しました(笑)では、もらって印象に残っているギフトはありますか?

人生の先輩から頂いた、あるプロ野球選手のサイン入りバットは印象に残っています。もともとは、ひょんなきっかけから、二人で初めて食事をすることになり ました。野球の話で意気投合し、歴代の選手の中で最も才能があると思う選手が一致したことで一気に仲良くなり、その方が「よし、じゃあ本人サインをもらっ てきてあげます!」と仰って下さいました。

その後もずっとすごく親しくしていただき、すっかり仲良くなって1年程経った頃、一緒にご飯を食べた後、私宛てのサイン入りバットを「はい、約束の」といって渡されました。私自身すっかり忘れていて、まさか本当にサイン入りバットをもらってきてくれるとは夢にも思っていなかったので、凄く印象に残りまし た。子供の頃から、野球をやっていてずっと大の野球ファンだったのにも関わらずサイン入りのバットをもらったのは初めてで、しかもその選手が試合で使用しているバットとのことで、今でも家宝として大切にしいます。

何よりも、初めて会った時の、お酒の場での話を覚えていてくれて、本当にそれを実行されたことへの驚きと感動はすごかったです。その先輩は、言ったことは 必ずやり通す方で、頂いたバットを見る度に、その生き様を思い出し、自分を戒めるきっかけになっています。そしてギフトとは、その物が何かということだけではなく、相手が喜ぶことを第一に考え、それを贈るための労を惜しまないことが大切なんだということを改めてその人生の先輩に教えてもらいました。

 

 

ー 最後にwabistセレクトギフトについてお聞かせ頂きました

アトリエM4 育林箸


ここがおすすめ!

木の重さがいいですよね。あと僕、長くて先が細いお箸が好きなんですよ。それに、このお箸、間伐材を使用しているので、地球にも優しくて素敵です。


どんな人に贈りたいですか?

こういうものの価値をわかってくださるご年配の上司に贈りたいと思います。自分でこだわって選んだお箸を普段から使われているような人に贈ったら、この箸の価値を理解して頂けると思います。     ※こちらの商品につきまして、現在はお取り扱いを終了しております。


 

 

 


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