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【節目のお祝い】誕生のお祝い

No.04 2014.5.31

誕生のお祝い

 

 

人生儀礼は神々や自然に感謝する、日本人の美しい心のあらわれです。

日本人は古くから、この世に生まれてから亡くなるまでにさまざまな通過儀礼を行ってきました。
人生の節目を大切にする日本人の美的感覚を知り、行い、受け継いでゆくことで、和の文化に親しむことができると思います。

 

人の一生は「誕生」に始まり、子供の成長を祝う「初誕生」、「七五三」や「入園・入学」。社会の一員になったことを祝う「成人」など。また長寿を祝う風習も多くあり、「還暦」「古希」「喜寿」「傘寿」「米寿」・・・「珍寿」など、数年ごとに喜びを感謝し祝う風習があるのです。

今回のwabist tipsでは、人生の始まりである「誕生」について、改めてご紹介してみたいと思います。

初めての誕生日(初誕生祝)までの1年間は特に、伝統行事が目白押しです。

 

 

妊娠5ヶ月目の戌の日に、“岩田帯(腹帯)”というさらしの布を妊婦のお腹に巻き、神社などで安産祈願をするものです。犬が多産でお産が軽いことにちなみます。これは日本独特の習慣ですね。

岩田帯は母体の冷えを防ぐと共に、胎児の位置を正常に保つため、母親としての自覚を促す意味も込められていたようです。帯の長さは2.5m(七尺五寸三分)ほど。

 

 

生後7日目には、赤ちゃんの名前を正式に決め、神様と親族に報告する「お七夜」という習慣があります。名前を半紙に書き、神棚に貼ります。
昔は、今のように衛生・栄養事情が良くなかったため、新生児が7日目を迎えることなく亡くなってしまうことも多かったため、7日目のお七夜は赤ちゃんの無事な成長を確かめる大切な節目だったのです。
現代でも、命名された新生児を祝い、両親、親族、名付け親が命名披露の宴を開くこともあります。

 

命名書は、神棚などに飾ります。
出生届けを出したら、へその緒などと一緒に保管しておきましょう。
奉書紙をはじめ命名書の用紙は、色紙額や色紙掛・軸など、さまざまな種類も市販されていますので、気軽に取り入れてみるのも良いかもしれません。

赤ちゃんにとっての初めての儀式を、命名書で飾ってあげてください。

 

 

生後1ヶ月には、氏神様に子どもの誕生を報告し、正式に氏子の仲間入りをするならわしをしました。現代では子供の成長を祝い、祈願するという形式が残り、神社を参拝する行事のことをいいます。

一般的には男の子が生後31・32日目、女の子が生後32・33日目に参拝するとされていますが、赤ちゃんにとって始めて公式に外出する行事ともいえますので、母子の体調を最優先し、都合の良い日に参拝するのが良いでしょう。

 

 

「赤ちゃんが一生食べ物に困りませんように」という願いを込めて行う儀式です。
初めて魚を食べさせるということで「真魚(まな)始め」、初めて箸を使うので「箸揃え」「箸祝い」等とも呼ばれています。実際には赤ちゃんの口に食べ物を近づけるだけですが、親戚や親しい知人を招いて祝宴を開くこともあります。

正式には漆器で高足の御膳に備えます。
男の子は内外ともに赤色、女の子は外側が黒色で内側が赤色と決まっておりますが、最近は離乳食用の食器に盛り付ける家庭が増えております。

また、添える「歯固めの石」は、小石のような硬いものでも食べれるくらい丈夫な歯が生えるようにとの願いを込めて添えます。この小石は、地元の神社の境内で拾い、儀式終了後には再び境内へ納めます。そして「梅干」はしわができるまで長生き出来ます様にという願いを込めて添えるのだそうです。

 

 

満1歳の誕生日を祝う行事です。
祝い方は地方によりさまざまですが、日本独特のお祝いの行事が伝統的に残っており、その大部分が「餅」を使ったものになります。

 

一生餅

赤ちゃんに風呂敷やリュックに入れた餅を背負わせる「一升餅」、赤ちゃんに餅を踏ませる「餅踏み」等があります。地域により異なりますが、まだ歩けない赤ちゃんには餅を踏ませたり抱かせたりして行うなど赤ちゃんの様子をみながらお祝いしてあげられると良いですね。

この行事の目的は、人間の一生と一升をかけ、一生食べるものに困らないように、健康に、丸く(円満に)育ちますように。などの願いを込めて約2キロの餅を背負わせるのです。

おもしろいことに、1歳足らずの年齢で歩くと早くに実家を離れて独立するのではないかと懸念されたので、子どもをわざと押して転倒させたり、他の子どもに餅を投げさせて転倒させることから、「ころばせ餅」と呼ぶ地域もあるそうです。

 

選び取り占い

並べたモノの中から赤ちゃんが最初に取るもので将来の職業や才能を占うというもの。地域により、アイテムは異なりますが、いずれも子供の成長を楽しみに想う気持ち。おもしろいですね。

・電卓・そろばん → 商売向き、計算が得意
・はさみ → 手先が器用、衣装もち
・定規 → 几帳面、将来大きな家を持てる
・箸・米・スプーン → 食べ物に困らない、料理人向き
・財布・お金 → お金に困らない
・辞書 → 成績優秀、物知り
・筆・ペン → 芸術家、物書き
・ボール・靴など → スポーツ選手、運動神経抜群
など。
 

 

 

先にも述べましたが、誕生から一生をおえるまでには沢山の節目があります。

昔より日本人は、その節目ごとに神社に詣で、家族の無事の感謝、さらなるご加護を祈りささげてきました。

そんな日本人の美しい心のあらわれである行事、風習を引き継いで行けたら素晴らしいと思います。

 

最後に、誕生のみならず、節目の行事をきっかけに、“詣でる”こと、神社等でいただいたお札を“飾る”ということ。そして“手をあわせる”ことを意識するようになることもあると思います。最近ではそれぞれの住宅事情に適したコンパクトなお仏壇やスタイリッシュな神棚も登場しております。

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