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【年中行事を身近に楽しむ】日本の花火

No.06 2014.7.18

日本の花火

 

 

夏になると、日本全国で花火大会が開催され

子供から大人まで皆が同じ方向を見つめ、夜空と花火の共演を楽しむ日本

 

花火大会は、1733年(享保18年)、前年の大飢餓とコレラの大流行で亡くなった沢山の人々の霊をなぐさめ邪気を祓う水神祭で、東京・両国で打ち上げられたのがはじまりだといわれています。

その当時の花火は今のように色鮮やかなものでは無く、橙色の火の色一色で、花火のかたちも打ち上げて落ちてくるだけの、単純なものでした。現在の様なまあるく開く打ち上げ花火が見られるようになったのは、明治時代になってからのことです。

 

今私たちが目にすることが出来る花火は色鮮やかで、それぞれ様々な形をしていますが、それらには趣ある名前が付いています。

菊・牡丹・冠・蝶・千輪、それぞれが見せる表情は異なり、開いてからの余韻もまた変化します。

 

 

  

(きく)                                牡丹(ぼたん)                  (かむろ)

消えるまできれいに尾を引く    尾を引かず、点で広がる       長く尾を引く、落ちていく

 

 

 (ちょう)                                 千輪(せんりん)

羽を広げた蝶のかたち        小さな菊が同時に開く

 

 
 

線香花火もまた、日本の夏の風物詩

 

線香花火というと、子供のころの懐かしい思い出とともに、あっという間に終わってしまうあの寂しさも同時にこみ上げてくる存在ではないでしょうか。

その線香花火にもまた、燃えていく過程に、それぞれ何とも風情ある名前が付けられています。

 

 牡丹(ぼたん)… 火を付けると先端には大きな丸い火の玉 

 松葉(まつば)… 明るく火花を発し迎える最盛期

 柳(やなぎ)… 火花が徐々に尾を引き垂れていく

 散り菊(ちりぎく)火花が細かくなり終わりを告げる

 

  

 

儚く消えゆくものにも名前を付け、名残惜しむかのように夏の夜を楽しむ。

これこそ、古くから私たち日本人に染み付いてきた、日本人ならではの風情ですね。