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【年中行事を身近に楽しむ】彼岸

No.11   2014.9.20

彼岸

 

 

彼岸とは9月23日の秋分の日を中日とした前後7日間の事を言います。

秋の彼岸は9月20日を彼岸入り、23日を彼岸中日、26日を彼岸明けとし(年によって変わります)、この期間に行われる仏事の事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。

私たちはお彼岸というと墓参りをしますが、じつはこれはインド等他の仏教国では行われていない、日本独自の風習なのです。

 

彼岸と此岸

 

仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界、煩脳の火が消えた涅槃の世界のことを「彼岸」と言い、私たちがいるこの世の世界、迷いや煩脳に満ち、様々な苦悩に耐え忍ばなければならない世界のことを此岸(しがん)と言います。

彼岸は西にあり、その逆に此岸は東にあるとされ、太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日と秋分の日は、此岸と彼岸がもっとも通じやすくなるという考えに基づき、彼岸の期間に墓参りをし、先祖を供養する日本独自の仏事の風習が根付いて来たそうです。

 

 

おはぎとぼたもち    

 

お彼岸のお供え物と言えば、秋は「おはぎ」春は「ぼたもち」。呼び名は違いますが、基本的には同じもの。

食べる時期の違いで呼び名が変わります。

うるち米ともち米を蒸すまたは炊いて、米粒が残る程度について丸め、餡をまぶしたもので、「おはぎ」は萩の季節、秋の彼岸に食べるもので、「ぼたもち」は牡丹の季節、春の彼岸に食べるものです。形状も多少異なり、萩の花は小さくてやや細長いことから、おはぎは小ぶりで俵型に、牡丹の花は大きくて丸いことから、ぼたもちは大きめで丸い形につくります。(諸説あります)

また、おもちは五穀豊穣、小豆は邪気を払う力があるとされ、ふるくから行事や儀式などに供されてきました。

 

 

 

 

彼岸花

 

一週間ほどの開花時期がちょうど秋の彼岸と時を同じくしているかのような彼岸花。田んぼの畦道に突然あの真っ赤で妖艶な花が咲き乱れ、その昔子供心に恐さや不気味さを覚えました。更に、大人に「毒があるから、摘んではいけないよ」と注意をされ、その恐ろしさが何倍にもなったものです。

「曼珠沙華」(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、赤だけでなくしろや黄色のものもあり、そのどれも根に毒を持っています。そのため、もぐらや虫など田を荒らすものへの対策として畦道などに植えられてきました。

別名は他にも沢山有り、「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」のように恐ろしい名前や、「毒花」「痺れ花」のようにその毒性からつけられたものもあります。花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」。

美しく妖艶な様と相反した毒性を持ち、彼岸の時期にちょうど開花を迎えるという、妖しい雰囲気をも漂わせる独特の花です。