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【年中行事を身近に楽しむ】桃の節句

No.20 2015.2.23

 

桃の節句

 

 

 

奇数の重なる特別な五節句(人日、桃、端午、七夕、重陽)のうちの一つで、上巳の節句とも呼ばれていました。

節句には厄払いのために身を清めるという風習があり、それが日本の人形遊びの文化と融合して現在のひなまつり、世界にも類を見ない「おひなさま文化」が誕生しました。

 

 

 

由来

 

◎上巳の節句

昔、中国では三月上旬の巳の日を上巳の節句と呼び、川で禊をして穢れを祓っていました。

この風習が日本に持ち込まれると、ヒトガタを自分の代わりに川へ流すことで厄を払う「流し雛」や、流水に浮かぶ杯が自分の前を通過し終わるまでに詩歌を詠んで杯を乾し、次へと回していく「曲水の宴」などが行われるようになりました。

江戸時代には日付が変動しないようにと祝日に設定され、3月3日が桃の節句として認知されるようになりました。

 

 

◎ひな人形

古くは『源氏物語』や『枕草子』に書かれるほど、昔から人形遊びは親しまれてきました。

日本に昔からあった形代の考え方から「流し雛」の文化が発生しましたが、工芸技術の発展により人形が精緻かつ華やかなものになっていくと、流さずに飾り立てて披露しあう「飾り雛」へと変化していきました。現在では女の子の守り人形として、初節句にあわせて祖父母から贈られるのが一般的です。

二十四節気でいう雨水にあたる2月20日前後に飾ることで良縁にめぐまれるとされています。また、出しっぱなしにしていると結婚が遅れるなどと言われますが、地方によってはそもそも4月まで出しておくのが普通なところも。出しておくことに問題があるというよりは、梅雨を避けて良い日和があればすぐに仕舞ったほうが良いという警句だと思われます。

 

 

◎縁起物

 

ひなまつりに供されるものと言えばひなあられやちらし寿司、菱餅、白酒に蛤のお吸い物。女の子がよろこびそうな可愛い色形をしたものを、というだけでなく、例えばちらし寿司には具を沢山混ぜ込んで「将来食に困らないように」、貝合わせなどでも使われる蛤には「ぴたりとあう相手に将来巡り合い、添い遂げられるように」といった願いが込められています。

菱餅に代表される桃、白、緑の色合いは桃の花、春の雪、若草を意味しており、春の優しい色味を表現しています。厄除け・長寿の花とされる桃はクチナシで、芽吹く若草の生命力はヨモギで色を付けています。